Infoblox で DDI を使用するには、ハードウェアとソフトウェアをそれぞれ用意する必要があります。
※ DDI の説明はこちら
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- ハードウェア
ここで言う「ハードウェア」は Infoblox のソフトウェアを稼働させる筐体のことです。
用意する方法は2パターンあります。
パターン1) Infobloxの専用ハードウェアを購入
4種類のハードウェアがあります。
TE-805-HW
TE-1405-HW
TE-2205-HW
TE-4005-HW
それぞれ、稼働させることができるソフトウェアが決まっています。
パターン2) お客様用意の仮想基盤を利用
以下の仮想基盤で利用可能です。
VMware ESXi
Microsoft Hyper-V
KVM
なお、AWS や Azure、GCP といった Public Cloud にも対応しています。
ただこちらは制限もありますので、実際に利用を検討される場合は別途お問い合わせください。
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- ソフトウェア
ここで言う「ソフトウェア」は、DDI サービスを稼働させるための NIOS を指します。
以下8種類のソフトウェアがあります。
TE-805系 :TE-815-SWB、TE-825-SWB
TE-1405系 :TE-1415-SWB、TE-1425-SWB
TE-2205系 :TE-2215-SWB、TE-2225-SWB
TE-4005系 :TE-4015-SWB、TE-4025-SWB
Infoblox の専用ハードウェアを購入して使用する場合、
対応しているソフトウェアを購入する必要があります。
例えば TE-805-HW であれば、TE-815-SWB もしくは TE-825-SWB のみが稼働できます。
次にソフトウェアの購入形態について説明いたします。
こちらの購入形態は以下の2パターンあります。
Perpetual (パーペチュアル)
Subscription (サブスクリプション)
Perpetual は、その名の通り永久ライセンスです。
購入後にソフトウェアを稼働させるハードウェアと紐づけます。
購入時にはソフトウェアの保守契約が必須となります。
最大3年間分の一括契約も可能です。(2019/12/5現在)
購入から2年目以降は、保守契約の更新が必要となります。
更新を行わなかった場合、QA 対応や新バージョンの提供、
稼働させるハードウェアの紐づけ変更などの対応がすべてできなくなります。
更新しない場合でも Infoblox の利用を継続することができますが
最初に紐づけたハードウェアで使用し続けることが前提となります。
Subscription は、1年毎に更新するライセンスです。
購入したモデルのソフトウェアの使用と保守サービスが含まれています。
こちらは毎年更新しないとソフトウェアの使用と保守サービスも終了となります。
最後に購入形態による注意点です。
具体的な例を取って説明します。
--*--*--*-- Perpetual の場合 --*--*--*--
購入時からソフトウェアモデルの変更ができません。
モデルを変更したい場合は、ライセンスを別途購入する必要があります。
例:TE-805-HW と TE-815-SWB を購入した場合
・ソフトウェアモデルを 815 から 825 へ変更することはできない
・変更したい場合、TE-825-SWB を購入する必要がある
--*--*--*-- Subscription の場合 --*--*--*--
契約更新時にソフトウェアモデルの変更ができます。
例:TE-1405-HW と TE-1415-SWB を購入した場合
・契約更新時にソフトウェアモデルを 1415 から 1425 へ変更することができる
・1425に変更した場合、費用は 1425 を契約した時の金額となる
※なお Perpetual と Subscription は、あくまで「ソフトウェア購入についての選択肢」です。
ハードウェアについては、従来通りの購入と必要に応じての保守契約締結となります。