デプロイ完了後は、下記手順に従い、初期設定を行います。
管理コンソールとスキャンエンジンはどちらも下記の方法で設定できます。
CLIによる設定手順(IPアドレス設定まで)
1. InsightVMのシェルにログインしてください。
※初期ID/パスワードは nexpose/nexpose です。
2. ログイン成功後、パスワードの変更が求められます。
(current) Unix password: ←現在のパスワードを入力します。
New password: ←新しく設定するパスワードを入力します。
Retype new password: ←確認のため、新しいパスワードをもう一度入力します。
新しいパスワードには複雑性のポリシーに沿うこと必要となります。ポリシーは下記の通りです。
長さ |
14文字以上 |
含める必要のある文字 |
アルファベット大文字:1文字以上 |
アルファベット小文字:1文字以上 |
|
数字:1文字以上 |
|
特殊文字:1文字以上 |
なお、キーボードレイアウトがUS設定となっているため、特殊文字の入力時はご注意ください。
例えばコロン(:)を入力する場合、日本語キーボードの場合[ Shift ] + [ ; ]と打つ必要があります。
3. パスワード変更後、ネットワークの設定ファイルを編集します。
$ sudo vi /etc/network/interfaces
4. タイムゾーンをAsia/Tokyoに設定します。
$ sudo timedatectl set‐timezone Asia/Tokyo
$ sudo timedatectl
5. 日付/時刻を確認します。
$ date
時刻がずれていれば、下記コマンドで日付を修正します。
(下記例は、2017/11/29 1:00に変更する場合)
$ sudo date ‐s "11/29 01:00 2017"
6. 設定を反映させるため、端末を再起動します。
$ sudo shutdown –r now
※再起動後、InsightVMサービスの起動を待ちます。(10~30分ほど要します)
7. InsightVM Web UIにアクセスし、起動していることを確認します。
URL: https://(管理コンソールのIPアドレス):3780
※初期ID/パスワードは nxadmin/nxpassword です。
サービスの制御コマンド
■管理コンソールのサービスの制御コマンドは下記となります。
・ステータス確認
sudo systemctl status nexposeconsole.service
・サービス開始
sudo systemctl start nexposeconsole.service
・サービス停止
sudo systemctl stop nexposeconsole.service
■スキャンエンジンのサービスの制御コマンドは下記となります。
・ステータス確認
sudo systemctl status nexposeengine.service
・サービス開始
sudo systemctl start nexposeengine.service
・サービス停止
sudo systemctl stop nexposeengine.service